ロシア、ウクライナでの民間人殺害を断固否定 映像は米国の策略
4/4(月)
[4日 ロイター] – ロシア外務省のザハロワ報道官は3日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャにおける民間人とみられる多数の遺体の写真や映像について、ロシアを非難するための策略で、米国の「指示」によるものだと主張した。
ザハロワ氏は国営テレビのインタビューで、ブチャの報道後すぐに西側から非難の声が上がったのは、ロシアの評判をおとしめる計画の一環だと述べた。
ロシア国防省は殺害された人々の映像や写真は「仕組まれたパフォーマンスだ」と非難している。
4日会見したペスコフ大統領報道官は、ロシア軍がブチャで民間人を殺害したとのウクライナ側の主張を断固として否定すると表明。
ドイツ・フランス ロシア外交官を国外退去に
4/5(火)
ドイツとフランスは4日、駐在するロシアの外交官を国外退去させることを決めました。ドイツ政府は4日、駐在するロシアの外交官ら40人をペルソナ・ノン・グラータ=「好ましくない人物」と決定。職員らはロシアの情報機関に属しているということで、5日以内に国外退去しなくてはなりません。
ベアボック外相は、「ロシア大使館の職員の多くが、ドイツの自由と社会の結束を破壊するために毎日働いている」と非難しました。
また、フランスも4日、「国の安全保障上の利益に反する活動をしている」として、外交に携わるロシア人の駐在職員を追放すると発表しました。
ロイター通信は対象となる職員は35人としています。
ニューヨークタイムズとMAXAR(宇宙技術企業)
ブチャでの残虐行為がロシア軍が撤退する前からあったことを衛星画像で証明。
ロシアの占領時と、撤退後の遺体の位置が、衛星画像によって一致していることが確認された。