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松野官房長官は、6日の会見で、避難民20人を乗せた政府専用機に現地にいた日本人がいなかったことについて、「搭乗が排除されていたわけではない」と強調しました。
ウクライナからの避難民20人は5日昼前、政府専用機で羽田空港に到着し、新型コロナウイルスの検査などを終え、全員、入国しました。
今回、入国した20人の中に日本人がいなかったことについて松野官房長官は、6日の会見で「政府や大使館が日本人の搭乗を断ったのか」と問われました。
これに対し、松野長官は、今回の対象は在ポーランド大使館などに対して、日本への渡航を相談してきたウクライナ避難民のうち、「日本への渡航を切に希望するものの、現在、自力で渡航手段を確保することが困難な人」と述べました。
その上で、「今回ポーランドからの帰国手段を自力で確保することが困難であると考えられる在留邦人からの具体的な要望はなかったと承知しているが、特段、邦人の搭乗が排除されていたわけではない」と強調しました。
松野長官は、今後も日本人の退避について、政府として全力で取り組む考えを示しました。