「ナチス式敬礼」15歳ロシア人レーサーにさらなる処分 現地クラブが怒りの声明、ライセンス剥奪を発表


「ナチス式敬礼」15歳ロシア人レーサーにさらなる処分 現地クラブが怒りの声明、ライセンス剥奪を発表

国際自動車連盟公式サイトより

【動画】実際の表彰式の「ナチス式敬礼」

■「人間性、尊厳、市民の共存にも敬意を払っていない」

  同選手権で優勝したセベリューヒンは表彰台で胸を2度叩き、腕をまっすぐ伸ばすジェスチャーをした。その後、表彰台で大爆笑した。

  国際自動車連盟(FIA)はナチス式敬礼を連想させるような行為を問題視し、公式サイトで調査を開始するとの声明を出し、複数の海外メディアはセベリューヒンが所属していたワードレーシングが契約を解除したと伝えた。

  米専門メディア「motorsport.com」(WEB版)は、イタリア自動車クラブ(ACI)は4月12日にセベリューヒンが保持していたイタリアのモータースポーツライセンスをはく奪したことを発表したと報じた。

  記事によると、ACIは声明文の中で「セベリューヒンは、常にあらゆるスポーツに影響を与えてきた普遍的な価値観だけでなく、人間性、尊厳、市民の共存にも敬意を払っていない」などの見解を示した。

セベリューヒンは謝罪動画で「ナチズムを支持したことがない」

  国際自動車連盟(FIA)はロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアとベラルーシ出身選手の国際大会出場を禁じているが、セベリューヒンはイタリアのライセンスで今大会に出場。表彰式ではイタリア国歌が流れたという。

  一方のセベリューヒンは4月11日にインスタグラムを更新し謝罪動画を公開した。

  英ニュース専門局「sky news」(WEB版)によると、セベリューヒンは「私はナチズムを支持したことがなく、人類に対する最悪の犯罪のひとつであると考えています」などと釈明したという。



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