「自由ってそんなにいいもんじゃない」――30代を迎えた米津玄師の変化

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「自由ってそんなにいいもんじゃない」――30代を迎えた米津玄師の変化

(撮影:堀越照雄)

30代になって解禁したこと

「自由ってそんなにいいもんじゃない」――30代を迎えた米津玄師の変化

(撮影:堀越照雄)

「20代のうちは『興味がない』という言葉を禁句にしていたんです。そう言った瞬間に、自分のテリトリーみたいなものが決まってしまって、それ以上大きくなることがないなという感覚があったんですね。なんでもいいから興味を持って、自分とは全く違う人間と会って、そうやって自分の形を再構築していく、そんな時間が10年間くらいありました」

「でも、去年30歳になってその縛りを解禁したというか、もういいかなと思うようになりましたね。いろんなことに興味を持って、自分の形を作り替えていくことは、悪いことでは絶対にないと思うんですけど、そうやって躍起になっていろんなものに対して興味を持つより、自分にとって大事なテーマを深く見つけていったほうがいい時間なんじゃないかなってすごく思うんですよね」

「自由ってそんなにいいもんじゃない」――30代を迎えた米津玄師の変化

(撮影:堀越照雄)

「昔は、目の前に大きな障害があったんです。大衆音楽家として生きていくにはどうしたらいいか、(自分が作る音楽を)ポップスとして成立させるためにはどうしたらいいか、一つ一つ、クリアしなければならない障害というものがあって。それはさながら大きな壁みたいなもので、ロッククライミングのようにがーっと上がっていくという」

「障害があるころはそのストレスと向き合えばいいだけなので、楽なんですよ。もちろん(作ることは)非常に苦しいんだけれども、それだけを見つめればいいから。それを登って登って、登り切って、ああ登り切ったなと思って頂上に立ってみたら、あまりにも遠くのものが見えすぎるので。そうすると、遠くのほうにある小さいものが、ものすごく解像度高く見えたりしてしまう。それによって本来自分が見つめるべきものを見失ってしまうことがあると思うんです」

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