硬式野球のボール
岐阜協立大(岐阜県大垣市)は26日、硬式野球部4年の男子部員(22)が今月14日の練習中に倒れ、翌日死亡したと発表した。監督らは救急車を要請せず、車で病院に搬送したところ、PCR検査で男子部員が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。同大は弁護士らによる第三者委員会を設置し、当時の状況を詳しく調べる。
発表によると、男子部員は14日、外部コーチの指示で同大グラウンドを約1時間ランニングしている最中に倒れ、会話ができない状態になった。大学側はコロナ対策として部活動前の検温を指導していたが、当日は野球部から大学へ練習参加者のチェックシートの提出がなかった。
竹内治彦学長は記者会見し、「委員会の調査で事実関係を確認したい」と述べた。