タレントのラサール石井(69)は30日、国会内で会見し、参院選(7月3日公示、20日投開票)比例代表に社民党公認で立候補することを正式に発表した。
公示日間近の発表となったこともあり、質疑では報道陣から、経歴など本人の基本情報について問われる場面もあった。
石井は最終学歴について「早稲田大学第1文学部?」と指摘されると、間髪入れず「違います」と否定。「私は早稲田大学に4年通って、除籍になっています。『中退』と言うと経歴詐称になる」と口にし「私は(鹿児島の私立)ラ・サール高卒。高卒が本当です」と述べた。
その上で「早稲田には行きましたが、『中退』と書いたことはございません。正しく書くなら、『除籍』と書いてください」と、呼び掛けた。
一方で「でも(除籍は)、あまりイメージがよくないから、そこはぼやかして…」と、笑いを取るひと幕も。その上で「経歴詐称はしておりません」と、強調した。
石井は今回、社民党からの出馬打診を受け5月に入党。「年齢的にも最後のチャンスかなと思った」と述べた上で、決断の背景には妻の後押しもあったと明かした。
これまで政治的な発信をSNSで続けてきたが「政治について発言することを1つの仕事として、これからやっていこうと決めた。おとなしくしていようと思ったこともあったが、あきらめるのは、黙って見ているのは、もうやめようと思った」と決意を口にした。
選挙戦は芸名の「ラサール石井」で戦うという。