日本が入国前新型コロナ検査の廃止を検討…OECD加盟国中、陰性証明要求維持は韓国だけ


日本が入国前新型コロナ検査の廃止を検討…OECD加盟国中、陰性証明要求維持は韓国だけ

(写真:朝鮮日報日本語版)

 日本経済新聞が同日報道したところによると、日本政府はワクチン接種済みの外国人に対して、入国時の新型コロナ検査を免除する案を検討しているとのことだ。日本は現在、入国者全員に飛行機搭乗の72時間前に新型コロナ検査を受け、陰性証明書を持参するよう求めている。同紙は「主要7カ国で最も厳しく、検査体制が縮小する国では証明書の取得が難しくなっているとの指摘もある。日本から海外出張や旅行がしにくいほか、一部再開した訪日客受け入れの障害になっているとの批判があった」と伝えた。日本は、海外から日本への新型コロナ流入を根本から断つという「水際対策」に基づき、入国手続きを厳しくしている。観光ではビザなし入国を許さず、団体観光客のみ入国を許可している。こうした政策のため、外国人入国者数は先月14万4500人で、新型コロナ前の3年前(299万人)に比べて95.2%も急減した。特に、このうち観光目的の入国者は7903人に過ぎなかった。だが、最近は連日20万人前後の新規感染者が発生しており、世界最多の新型コロナ発生国となっている。

 日本は新型コロナ感染者を全数把握する政策も断念する見通しだ。重症化リスクが高い患者だけを管理するということだ。病院や保健所では「新型コロナの危機管理において大きな意味がなく、行政的な負担だけ大きい」という不満が膨らんでいる。21日に新型コロナに感染して隔離中の岸田文雄首相は22日のオンライン記者会見で、「保健所や医療機関の負担軽減策を一両日中に示したい」と語った。

 韓国は現在、すべての入国者に対して出発基準で48時間以内に検査したPCR検査陰性確認書または24時間以内に検査したRAT(迅速抗原検査)陰性確認書を提出するよう求めている。

東京=ソン・ホチョル特派員



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