
ロシアのプーチン大統領
英BBCは26日、ロシアがフィンランドとの国境近くにある液化天然ガス(LNG)プラントで、大量の天然ガスを焼却処分していると報じた。欧州各国がロシアへの天然ガス依存を見直す中、国内で余るようになったとの見方が出ている。
1日に焼却されたガスを金額に換算すると、1000万ドル(約13億7500万円)に上る。処分しているのはドイツに供給されるガスだったとみられ、駐英ドイツ大使はBBCに対し、「ロシアはガスの買い手を見つけられなかったので、燃やすしかないのだろう」と述べた。
専門家によると、このプラントでは6月頃から大量の天然ガスの焼却が確認されていた。焼却により排出される二酸化炭素(CO2)などの環境への影響が懸念されている。