記録的猛暑で干ばつ 中国南部で湖が干上がる 面積7割以上減少で湖面に浮かぶ寺院も…

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記録的猛暑の影響で干ばつの被害に見舞われている中国の南部では、湖が干上がり、農業にも深刻な影響が出ています。

こちらのお寺、普段は浮かんでいるように見えることで有名なのですが、湖が干上がったことで丘の上に建っているように見えます。

国営メディアなどによりますと、ここ、中国最大の淡水湖・は陽湖（※）では、21日の時点で湖面の面積が7割以上減少しました。

は陽湖に来た観光客
「こんなに乾燥したことは1度もない。私たちもよくここに来るが、こんな状況は初めてだ。乾燥と地割れがひどい」

は陽湖では、17世紀、明の時代に作られたという、全長およそ2.9キロの石橋も姿を見せました。

一方、こちらは重慶市。長江の水位が下がり、水の中にあった3体の石像が実に100年ぶりに姿を現しました。像はおよそ600年前に作られ、航行する船の安全を願うものだということです。

農作物への被害も深刻で、中国政府は農家に対し、日本円でおよそ2000億円の支援金を支給するとしています。

こうした中、重慶市や四川省では、30日にかけて今度は大雨の恐れがあるとして気象当局が注意を呼びかけています。

（※はの漢字＝番におおざと）