ゴルバチョフ元ソ連大統領が死去… 親しい友人は、ロシアの現状に「腹を立てていた」と語る

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ゴルバチョフ元ソ連大統領が死去… 親しい友人は、ロシアの現状に「腹を立てていた」と語る

ゴルバチョフ元ソ連大統領とプーチン大統領(2004年撮影)。

7月にはゴルバチョフ氏がロシアの現状に「腹を立てている」と、同氏の親しい友人がフォーブス・ロシアに語っていた。

この友人は、ゴルバチョフ氏が「自身の生涯をかけた仕事」を台無しにされたと感じていると話していた。

旧ソ連最後の最高指導者で初代ソ連大統領を務めたゴルバチョフ氏が亡くなる1カ月前、同氏の親しい友人の1人は、ゴルバチョフ氏がロシアの現状に憤慨し、「自身の生涯をかけた仕事」を台無しにされたと感じていると語っていた。

ロシアメディアは8月30日、ゴルバチョフ氏が91歳で死去したと報じた。同氏は腎臓疾患に苦しんでいると伝えられていた。

ゴルバチョフ氏はソ連が崩壊する前の最後の大統領だった。東西冷戦を終結に導き、西側諸国との関係改善という新しい時代の先駆けとなった。

同氏が亡くなるひと月ほど前には、ジャーナリストで同氏の親しい友人でもあったアレクセイ・ベネディクトフ(Alexei Venidiktov)氏がフォーブス・ロシアの取材に対して、ゴルバチョフ氏がロシアの現状に「腹を立てている」とし、「自身の生涯をかけた仕事」を台無しにされたと感じていると語っていた。

ベネディクトフ氏は、自身のラジオ局「モスクワのこだま」の閉鎖についてインタビューを受けていた。ウクライナ侵攻後、ロシアではプーチン大統領が報道規制を強めていた。

インタビューの中で、ベネディクトフ氏はゴルバチョフ氏が成し遂げた仕事 ── 西側諸国との緊張を和らげ、市民により多くの自由を与えた ── がプーチン政権下でどれだけ覆されてきたかを指摘した。ウクライナ侵攻を決めたことで、プーチン大統領は北大西洋条約機構(NATO)との緊張をかき立て、東ヨーロッパにおけるより大きな紛争をほのめかして、大規模な制裁を招いた。ロシア国内では、報道機関を検閲したり、抗議する市民を拘束することで、反対意見を抑え込んだ。

「ミハイル・ゴルバチョフがやってきたことは全て破壊された。ゴルバチョフの改革は全てゼロに、灰に、煙になった… ゴルバチョフが去った時、ヨーロッパのNATOの緊急対応部隊に残ったのは4000人だった。今日、NATOは来年末までにそれが30万人になるだろうと明らかにしている」とベネディクトフ氏は語った。

「もちろん、ゴルバチョフは腹を立てている。彼は分かっている。あれは彼の生涯をかけた仕事だった。自由がゴルバチョフの仕事だった。ロシア正教会に誰が自由を与えたのか、皆がもう忘れてしまった。ミハイル・ゴルバチョフだ。私有財産… ミハイル・ゴルバチョフだ。彼なら今、何と言うだろう?」

ただ、ゴルバチョフ氏はウクライナ侵攻について、自らの考えを公に述べたことはない。

ワシントン・ポストによると、ゴルバチョフ氏はこれまでプーチン大統領を批判したこともあれば、称賛したこともある。ゴルバチョフ氏は、プーチン大統領がソ連崩壊後にロシアを強くしたと称賛する一方で、その報道の自由に対する制限を懸念していたと、同紙は伝えている。

8月30日午後の時点で、プーチン大統領はまだゴルバチョフ氏の死去についてコメントしていない。

[原文:Before Mikhail Gorbachev’s death, a close friend said the former USSR president was ‘upset’ at the state of Russia and felt his ‘life’s work’ was ruined]

(翻訳、編集:山口佳美)

Ashley Collman

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