ウクライナ南部にあるザポロジエ原発=1日(ロイター=共同)
【キーウ共同】ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは3日、ロシアが占拠する南部ザポロジエ原発につながる送電線が同日、ロシアの砲撃で損傷したと発表した。原発には1日に国際原子力機関(IAEA)専門家チームが現地入りしており、チームの一部が残留する中で戦闘が続いている。
同社によると、5号機がウクライナの送電網から切り離されたが、6号機は稼働しており、原発に必要な電力を供給しているという。
IAEAの3日の声明によると、原発との4系統の送電線のうち、これまでの戦闘で失われていなかった最後の系統が断絶した。ただ、予備の送電線は機能しているという。