女優・天海祐希主演のテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』第5話が11月20日に放送され、世帯平均視聴率は8.8%(関東地区)と回復傾向を見せました。このエピソードでは、映画やドラマで子役として人気を集めてきた稲垣来泉がゲスト出演し、これまでにない衝撃的な演技を披露。その変貌ぶりが視聴者の間で大きな話題を呼んでいます。
衝撃の役どころ:殺人犯を演じる稲垣来泉
第5話で稲垣来泉が演じたのは、政府の女性幹事長である矢代樹(高橋ひとみ)の長女(養子)・初美役でした。初美は、父親の不祥事がインターネット上に拡散されるのを阻止するため、動画配信者の男性を彫刻刀で刺殺してしまうという衝撃的な設定です。同じく養子である兄の卓海(坂元愛登)が初美をかばって殺人を自供するものの、稲垣が演じる初美の内面に秘められた複雑な感情が物語の鍵を握りました。
子役から若手女優への確かな歩み
稲垣来泉は幼少期から子役として活動し、数々の作品でその才能を発揮してきました。NHK連続テレビ小説には、2016年度前期の『とと姉ちゃん』でヒロイン・小橋常子(高畑充希)の妹・鞠子(相楽樹)と水田正平(伊藤淳史)の長女・たまきの幼少期を演じるなど、3作品に出演。現在放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』では、花魁・誰袖(福原遥)の幼少期を演じるなど、重要な役どころを担っています。
映画界でもその存在感は際立ち、『糸』『そして、バトンは渡された』『【推しの子】-The Final Act-』『ブラックショーマン』といった話題作に出演。ローティーン向けファッション誌『nicola』の専属モデルも務めるなど、既にU-15世代の売れっ子女優として確固たる地位を築いています。
ドラマ『緊急取調室』での稲垣来泉
新境地を開いた表現力と視聴者の反響
これまで稲垣が演じてきた役柄は、可憐で清楚、あるいは健気な少女役が中心でした。しかし今回、『緊急取調室』で見せたのは、人を刺殺するという役を通して、多様な感情を秘めた意味深な表情、セリフ、そして人を殺めてしまった罪悪感や恐怖、葛藤が入り混じる号泣シーンなど、これまでにない演技の幅広さでした。
この稲垣の熱演に対し、インターネット上では「稲垣来泉ちゃんが随分大人っぽくなっててびっくり!」「セリフだけでなく、表情も素晴らしい。目の演技がすごかった」「人間の心の闇を表現できるようになったね」といった称賛の声が多数寄せられています。子役のイメージを脱却し、若手女優として着実にステップアップしていく稲垣来泉の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。





