ロシア、北朝鮮から弾薬購入試み 米政府


ロシア、北朝鮮から弾薬購入試み 米政府

ロシア極東サハリン島で行われた大規模合同軍事演習「ボストーク2022」に参加するロシアの軍人(2022年9月4日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【写真】ロシア極東で行われた軍事演習を視察するプーチン大統領

 米高官は、ロシアが「ウクライナの戦場で使用する」ロケット弾や砲弾の購入を試みていると説明。「この購入は、輸出規制や制裁などにより、ロシア軍がウクライナで深刻な物資不足に苦しみ続けていることを示している」と指摘した。

 米国防総省のパット・ライダー(Pat Ryder)報道官も、「ロシアが弾薬を求めて北朝鮮に接触したことを示す情報がある」と述べた。

 2月24日にウクライナ侵攻を開始したロシアは当初、同国を数週間で制圧することを目指していたとみられる。だがウクライナは、北太平洋条約機構(NATO)や欧米諸国からの武器や弾薬の支援を受け、ロシアの進軍を阻止。両国は消耗戦に入り、大量の砲弾を使用し、多くの軍用車両を失った。

 ウクライナは、米国などの同盟国から射程の長いミサイルを供与されたことで、前線の背後にあるロシア軍弾薬庫を多数破壊することに成功。ロシア側はさらに、西側諸国の制裁により、軍需品の製造に必要なコンピューターチップなどの部品の入手が困難になっている。

 ライダー報道官は、北朝鮮からの弾薬購入は、ロシアがウクライナ国内の部隊に対する後方補給やサプライチェーン(供給網)で抱える「問題」を浮き彫りにしたと指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News



Source link