新たな月の鉱物「嫦娥石」(2022年9月9日提供)。(c)CGTN Japanese
【9月9日 CGTN Japanese】中国国家宇宙局、国家原子力機構は9日に北京市内で、中国の科学者が月で初めて新しい鉱物を発見し、「嫦娥石」と命名されたという中国の月探査機「嫦娥5号」の新たな科学研究成果を発表しました。
「嫦娥石」はリン酸塩鉱物の一種の柱状結晶体で、月の玄武岩の粒の中に含まれています。研究チームはX線解析などのハイテク手法を利用して、14万個の月の粒子サンプルの中から、約10マイクロメートルの粒を分離し、その結晶体構造の解析に成功しました。そして、国際鉱物学連合(IMA)の新鉱物・命名・分類委員会(CNMNC)の投票を経て、新たな鉱物と確認されました。
これは人類が月で発見した新たな鉱物としては6種類目となり、中国は米国、旧ソ連に次いで、月で新たな鉱物を発見した三番目の国となりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
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