
ロシアのプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領が2月のウクライナ侵攻開始時に、ロシア側が求めるウクライナの北大西洋条約機構(NATO)非加盟について「ゼレンスキー政権とロシア側で合意した」との報告を側近から受けていた可能性が浮上した。ロイター通信が14日に伝えた。ただし、プーチン氏は側近が勧めた合意の受け入れを拒否し、本格的な侵攻に突き進んでいったという。
【ロシアさえ介入しなければ…戦死の息子思う母】
ロイターは「プーチン政権に近い関係筋3人」の話として伝えた。事実なら、一部のロシア高官も侵攻回避に向けてぎりぎりまで努力していたことになる。
報告をしたとされる側近は、ウクライナ出身のコザク大統領府副長官。プーチン氏が故郷サンクトペテルブルクの副市長をしていた1990年代からの側近とされる。
コザク氏はウクライナ側との暫定合意により、「ウクライナの占領の必要はなくなった」とプーチン氏に訴えたが、プーチン氏はこれを無視したとみられる。【ロンドン篠田航一】