韓国による寿命原発「延命」の恐怖 新品でも安全性に疑念 「技術は世界一」と唱える施設は南東部に集中、事故が起これば偏西風で西日本に直撃

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韓国による寿命原発「延命」の恐怖 新品でも安全性に疑念 「技術は世界一」と唱える施設は南東部に集中、事故が起これば偏西風で西日本に直撃

岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

【表でみる】海外の原子力施設から放出されたトリチウム量

韓国の尹政権は、前政権の「脱原発政策」を強く批判して、「原発ルネサンス」を目指している。韓国のエネルギー需給見通しや、世界的な「脱炭素」への流れからすれば、「当然の方向転換」と言える。

しかし、大きな問題がある。韓国の原発の「安全性」に対する疑念だ。

韓国の原発は南東部に集中している。そこで放射能漏れ事故があれば、偏西風により西日本が直撃される。そうした、「予期できる非常事態」に、西日本地域のマスコミや自治体、そして日本政府も、ほとんど関心を示さないのは何故か。まさか、韓国の「対日世論工作資金」が効いているのだろうか。

《放射能が日本直撃!? 韓国の〝原発危機〟 「ケンチャナヨ運転」で世界トップ水準と妄信 12年の事故の損傷、未だに復旧せず》

これは、2021年3月24日発行の夕刊フジの本欄の見出しだ。この記事を書いたときと、技術的な状況が変わったわけではない。変わったのは政策方向だ。

文前政権は何とかして稼働中の原発の数を減らそうとした。まだ、稼働可能な原発まで、データを偽造して廃炉手続きを進めた(=検察が捜査中)。

これに対して尹政権は、設計寿命が来る原発に延命措置を講じて稼働を続けようとしている。

「韓国の原発技術は世界一」とは、現代韓国の神話だ。「日本の戦犯企業は、朝鮮人を徴用して奴隷のように酷使した」という神話とともに、疑問を唱えることすら許されない(=慰安婦は、ようやく〝神話性〟が揺らぎ始めた)。

文氏も自ら「韓国の原発技術は世界一」と言い、神話に迎合してみせた。しかし、本当は「韓国の原発は、技術面でも運用面でも危ない」と思っていたのだろう。

20年9月の台風では、韓国の原発24基のうち、13基が停止した。発電所内部と周辺の電線に海水の塩分が付着したためだった。海岸線に建造される原発に、塩害防止措置すら取られていなかったのだ。

この種の危うい話を聞いていたら、エネルギー事情が苦しくたって設計寿命が来た原発は廃炉にしなければならないと思うだろう。

一方、尹氏は大統領選挙の最中に、唐突に「原発推進」を主張した。「アンチ文在寅」が優先であり、専門家から詳細なレクチャーを受けたうえではなかったようだ。

ひとたび「原発推進」の立場を鮮明にした権力者に、「韓国の原発は、実のところ…」とささやくような忠臣は決して現れない。朝鮮半島の政治の伝統だ。

尹氏は当選後も何回か、「韓国の原発技術は世界一」と演説の中で述べている。彼はおそらく、この現代韓国の神話を素直に信じているのだろう。

実のところ、韓国では建造から間もない原発すら危うい。

蔚山(ウルサン)市の新古里(シンゴリ)原発4号基は19年2月から運転が始まった。が、21年5月29日、タービンが燃える事故が発生した。

「タービンの中の励磁機という部品から出火」「1時間ほどで鎮火」「放射能漏れなし」で、一件落着となった。だが、どうしてタービンが燃えたのか、私には〝怪しい事故〟と思える。

今年9月の台風11号では、新古里原発1号基のタービン発電機が停止した。強風により電力設備が異常を来したためらしいが、強風で原発の発電が止まるとは、これも危うさの1つだ。

■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に『悪韓論』(新潮新書)、『反日種族の常識』(飛鳥新社)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『韓国のデマ戦法』(同)など多数。

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