9月18日、ウクライナは、北東部ハリコフ州を南北に流れるオスキル川の東岸に進軍したと発表した。オスキル川は、ドンバス地方の親ロシア派支配地域ルガンスクを通るドネツ川と南方で合流しており、ハリコフ州での反攻で新たな重要な戦果となる。ハリコフ州で18日撮影(2022年 ロイター/Sofiia Gatilova)
[キーウ(キエフ) 19日 ロイター] – ウクライナは18日、北東部ハリコフ州を南北に流れるオスキル川の東岸に進軍したと発表した。オスキル川は、ドンバス地方の親ロシア派支配地域ルガンスクを通るドネツ川と南方で合流しており、ハリコフ州での反攻で新たな重要な戦果となる。
ゼレンスキー大統領は18日夜の演説で、ロシアに奪われた領土を取り戻すため、戦闘態勢を緩めることはないと表明した。
ウクライナ軍は「オスキル川を渡った。昨日から東岸を支配している」と18日夜、テレグラムへの投稿で明らかにした。
ルガンスク州のガイダイ知事は「ルガンスク地域はすぐ隣にある。占領解除はそう遠くない」とテレグラムに投稿した。
ウクライナ当局者によると、ロシア軍は18日、東部と南部の前線の町や村を砲撃。ザポロジエ市の民間インフラなどが標的となった。
英国防省は、ロシア軍が戦況の劣勢を受けて民間インフラへの攻撃を強化しており、標的をさらに拡大する可能性があるとの見解を示した。
ウクライナ軍当局は、ドネツク州のバフムトなど一部地域でロシア軍の攻撃を撃退したと発表した。防空施設や弾薬庫などにも複数の攻撃を行い、命中させたとした。
ロイターは戦況について独自に確認できていない。