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9月17日から2泊4日の強行日程でイギリス、エリザベス女王の国葬に出席するために訪英していた天皇皇后両陛下は、20日夜に無事帰国されました。
現地ではチャールズ新国王、カミラ王妃に天皇陛下が直接弔意を伝え、また上皇・上皇后陛下から言付かっていた弔意も伝えられたということです。
陛下や皇后さまは英国でどのような人たちと会われたのでしょうか?会話の内容は明らかにされていませんが、側近が明らかにした人たちを紹介いたします。
【写真を見る】日本の皇室と各国とのこれまでの交流
■オランダ王室と皇室との“特別な”関係
まず、天皇陛下お一人で出席した19日のチャールズ国王主催のレセプションでは、チャールズ国王とカミラ王妃をはじめ、多くのヨーロッパの王族と会われたようです。特にオランダのアレキサンダー国王とマキシマ王妃、ベアトリクス前女王の名前が具体的に上がっています。
オランダ王室と日本の皇室は非常に親しい関係にあります。
2006年8月、オランダのベアトリクス女王(当時)は適応障害と診断された雅子さまの療養のため、皇太子時代の両陛下と愛子さま(当時4歳)をオランダ王室の別荘に招待しました。はじけるようなご一家の笑顔が印象的です。
アレキサンダー国王と陛下は2004年に設立された国連「水と衛生に関する諮問委員会」の議長と名誉総裁として活躍しました。このとき以来の親しい関係だったことが、オランダでの静養につながったとみられます。
■ブータン王室とは秋篠宮家も親交が
また陛下はレセプション会場まで各国元首と乗り合いのバスで移動されたのですが、車内ではブータン国王夫妻と一緒だったということです。
ブータンには2019年に秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが私的に旅行され、ワンチュク国王夫妻との親交を深められています。また陛下も1987年に訪問されています。
王族以外では、マクロン大統領夫妻、ユン韓国大統領夫妻にも会われたそうです。ユン大統領とは初めて挨拶されたということでした。
■トンガ国王には火山噴火のお見舞いを
さらに20日の国葬後にもレセプションが開かれました。このレセプションには両陛下で出席されました。
国葬の席で隣となったマレーシア国王夫妻、ブータン国王夫妻、トンガの国王陛下と親しく話されたということです。トンガの国王陛下には火山噴火のお見舞いを伝え、両陛下が戴冠式に招かれたお礼を伝えたそうです。
2015年7月、天皇皇后両陛下(当時皇太子)はツポウ6世の戴冠式に出席されるためトンガを訪問されました。
療養中の雅子さまにとっては、2013年4月のオランダを訪問以来2年2か月ぶりの海外公務で、両陛下はトンガの温かいもてなしに深く感謝されていたということです。