ロシア、軍にウクライナ人も動員か 支配地域の「編入」見越し

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ロシア、軍にウクライナ人も動員か 支配地域の「編入」見越し

ロシアに大部分を占領されたウクライナ東部ルガンスク州で、ロシア編入の是非を問う「住民投票」に訪れた軍関係者ら=ウクライナ・ルガンスク州で2022年9月23日、ロイター

 「ロシア側と違い、ルガンスクでは全員が連れていかれている」。東部ルガンスク州のハイダイ知事は26日、通信アプリ「テレグラム」でそう明かした。ロシアのショイグ国防相は21日、動員対象はあくまで「予備役」を中心とした約30万人と発表したが、ロシアに大部分を占領されているルガンスク州では「18歳以上の男性全員」に招集令状が渡された地域もあるという。ハイダイ知事は「トラック運転手らが訓練も受けずに、(ロシアの)部隊に投入されている」とも訴えた。

 また、ウクライナ当局は26日、ロシアが一部を占領している南部ザポロジエ州、ヘルソン州でも徴兵のため、数千人分のリストが作成されていると述べた。これらの州では23日からロシア編入の是非を問う住民投票が始まっている。ザポロジエ州メリトポリのフェドロフ市長は26日、「偽の住民投票の目的は(ウクライナ)市民を戦闘に動員し、捨て駒にするためだ」と主張し、市民にジョージア(グルジア)や欧州諸国に脱出するように呼び掛けた。

 住民投票を巡っては、ロシア兵が住宅を戸別訪問し、ロシア編入への賛成票を投じるよう「強制している」との批判が出ている。

 一方、2014年にロシアが一方的に強制編入した南部クリミアの人権団体は、クリミアの招集令状の9割が先住民族のクリミア・タタール人に渡されたと明らかにした。クリミア・タタール人はロシアの強制編入に反対し、プーチン政権から敵視されている。ウクライナのゼレンスキー大統領は24日のビデオ演説で、「ロシアはクリミア・タタール人を意図的に破壊しようとしている」と非難した。【エルサレム三木幸治】

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