ウクライナ軍がドロビュッシェブを奪還、ロシア軍はリマンから撤退中

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ウクライナ軍がドロビュッシェブを奪還したことが視覚的に確認され、リマンに立てこもるロシア軍もザリチネ経由でクレミンナ方面に撤退しているのが確認されており、まもなくリマンはウクライナ軍によって解放されるはずだ。

30日に発表したNATO加盟申請は「中立化要求」を最もロシアが嫌がる方法で拒否してみせた政治的パフォーマンス?

ウクライナ軍によるドロビュッシェブ奪還が視覚的に確認され、ロシア軍はシャンドリホラブやスタヴキーを放棄してリマンに後退、ザリチネ経由でクレミンナ方面に撤退しているのが確認されているが、このルートの大部分はウクライナ軍砲兵戦力の射程圏で撤退は困難を極めているらしい。

ウクライナ軍がドロビュッシェブを奪還、ロシア軍はリマンから撤退中

出典:Google Map 東部戦線の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

これまでリマン方面の戦況について沈黙を保ってたゼレンスキー大統領も「ウクライナ軍は東部で大きな戦果を上げており、ドネツク州のリマンで何が起きているか誰もが耳にしているだろう。これは我々にとって非常に重要なステップで、この作戦計画を実行してくれた全ての兵士に感謝している」と明かしている。

ウクライナ国防省もドロビュッシェブを解放した様子を収めた動画を公開して「世界の将来はクレムリンで決まるものではない」と付け加えており、まもなくリマンはウクライナ軍によって解放されるはずだ。

因みにゼレンスキー大統領が発表したNATO加盟申請についてカナダ、リトアニア、ラトビア、エストニアはウクライナの早期加盟を支持したものの、NATO事務総長と米国はウクライナの加盟申請自体については否定しなかったが「現在はロシアと戦うための支援に集中すべきで加盟手続きの是非は別の機会に議論されるべきだ」と述べ、遠回しに交戦国のNATO加盟を否定している。

ゼレンスキー大統領は「フィンランドとスウェーデンが事前の加盟準備なしに加盟手続きを開始したのを目撃している」と主張したが、フィンランドやスウェーデンと決定的に異なるのはウクライナが交戦状態にあるという点で、NATOは交戦国の加盟を原則認めていない。

ウクライナ軍がドロビュッシェブを奪還、ロシア軍はリマンから撤退中

出典:President of Ukraine

さらにNATOは前々からウクライナに「加盟したいなら国防部門の汚職や不正を何とかしろ」と要求、ゼレンスキー大統領は不正を根絶するため軍調達部門の改革に着手していたが、その直後にロシア軍の侵攻が始まったため不正根絶も道半ばで、ゼレンスキー大統領も早急なNATO加盟が難しいことはよく理解している。

つまり30日に発表したNATO加盟申請は「中立化要求」を最もロシアが嫌がる方法で拒否してみせた政治的パフォーマンスの要素が強く、本命は「加盟実現までのギャップを埋める代替案(ウクライナが提唱している新しい安全保障案=Kyiv Security Compactのこと)の提供」なのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Defense of Ukraine

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