爆発が起きたクリミア大橋を調べる当局者ら=クリミア大橋で2022年10月8日、Russian Investigative Committee提供・ロイター
ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶ「クリミア大橋」で起きた爆発で、ロシアの捜査委員会は8日、爆発したトラックとその所有者が橋東側のロシア南部クラスノダール地方で登録されていることを明らかにした。ロイター通信が報じた。
【ヘリで消火活動…爆発したクリミア大橋の様子】
委員会によると、死亡した3人は、爆発したトラックの近くにいた車の乗客とみられる。トラック所有者の居住地や橋の現場を調べる捜査を開始した。
一方、ロシア運輸省は8日、通行止めが続いているクリミア大橋の車道と線路のうち、線路は同日夜に再開するとの見通しを示した。車道の交通も、被害を免れた車線で近く復旧する見通しとしている。【畠山哲郎】