欧州最強の地上部隊を整備するポーランド、天武×288輌の購入契約を締結

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ポーランドは多連装ロケットシステム「天武」購入の枠組みを定めた合意書に署名、これで砲兵戦力と機甲戦力の両方で「欧州最強の地上部隊」を手に入れる準備が整った。

これまでの防衛計画で半ば放棄されていたヴィスワ川東岸地域で敵の侵攻を阻止できるようになる

ブラスザック国防相は19日、多連装ロケットシステム「天武(K239 Chunmoo)」購入の枠組みを定めた合意書に署名、この枠組みによるとポーランド陸軍向けの天武はカスタム仕様で、ポーランド企業が製造する車体と戦闘管理システムに天武ランチャーを統合したものになり、GPS誘導の239mmロケット弾(射程80km)、KTSSM-I(射程180km)、KTSSM-II(射程290km)といった各種弾薬の製造技術も移転される見込みだ。

欧州最強の地上部隊を整備するポーランド、天武×288輌の購入契約を締結

出典:Ministerstwo Obrony Narodowej

ブラスザック国防相は「調達する288輌の天武の内1個連隊分=18輌と弾薬が2023年中に引き渡され、2024年までに最初の砲兵連隊が初期運用能力を獲得する」と説明しているが、天武の調達はHIMARSの調達と同時並行で行われるため、ポーランド陸軍の砲兵部隊は多連装ロケットシステムを計880輌(HIMARS×520輌、天武×288輌、WR-40×75輌)、自走砲を計929輌(KRAB×170輌、DANA×111輌、K9PL×648輌)を保有することになる。

さらに主力戦車の調達(M1A2/SEPv3×250輌、M1A1×116輌、K2×180輌、K2PL×820輌、M1A1とK2はアップグレード予定)も計画通り進めば、ポーランドは砲兵戦力と機甲戦力の両方で「欧州最強の地上部隊」を手に入れることになり、これまでの防衛計画で半ば放棄されていたヴィスワ川東岸地域で敵の侵攻を阻止できるようになるだろう。

欧州最強の地上部隊を整備するポーランド、天武×288輌の購入契約を締結

出典:Photo by Capt. Jesse Paulsboe

因みにポーランドは9月、旧ソ連製Mi-24を更新するためAH-64Eの売却を米国に打診したと発表しており、ボーイングの関係者によればポーランドが導入を打診したのはAH-64E V6で「MUM-T=有人・無人チーミングに対応したモデルになる」と述べている。

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※アイキャッチ画像の出典:Ministerstwo Obrony Narodowej

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