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ゼレンスキー大統領は20日「ロシア軍がノーバ・カホフカの水力発電所破壊を計画している」と明かし、もし破壊されればヘルソンを含む80以上の拠点が被害を受け、ウクライナ南部の大部分で給水ができなくなり、ザポリージャ原発も冷却水を失うと主張している。
EUに大惨事を防ぐための行動=水力発電所への国際監視団派遣や破壊のため設置された爆薬の解除を要請
ロシア軍占領下のヘルソン当局は18日に住民避難を発表、これにまぎれてロシア軍も「装備と人員を北岸地域から南岸地域に撤退させている」という報告があり、米戦争研究所は「ノーバ・カホフカにある水力発電所を破壊して洪水を引き起こし、これをウクライナ軍の攻撃だと主張して3度目の撤退を正当化する可能性がある」と指摘していたが、ゼレンスキー大統領も「ロシア軍が水力発電所の破壊を計画している」と述べた。
水力発電所が破壊されると1,800万立方メートルの水量が流れ込み、急激な水位の上昇でヘルソンを含む80以上の拠点が水没、ウクライナ南部の大部分で給水ができなくなり、ザポリージャ原発も冷却水を失い、クリミアに水を供給されるため建設された北クリミア運河も機能を失うらしい。
そのためゼレンスキー大統領はEUに大惨事を防ぐための行動=水力発電所への国際監視団派遣や破壊のため設置された爆薬の解除を要請している。
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※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine
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