ロシア南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長。モスクワのロシア大統領府で(2022年9月30日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシア南部チェチェン(Chechen)共和国のラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長は27日、ウクライナ南部ヘルソン(Kherson)州での今週の戦闘で、自軍兵23人が死亡、58人が負傷したと発表した。ロシア側に大きな損失が出ている様子がうかがえる。
【写真】プーチン氏と笑顔で会談するカディロフ氏 他
ロシア軍に加勢するため自軍兵をウクライナに派遣しているカディロフ氏は、23日夜テレグラム(Telegram)に、「今週初め、ヘルソン州でチェチェンの1部隊が砲撃を受けた。兵士23人が殺害され、58人が負傷した」と投稿。同日の損失は「甚大だった」と認めた。
ロシア政府と緊密な関係にあるカディロフ氏が、自軍の損失を公表するのはまれ。
ロシア軍は3月にヘルソンを制圧。同市を「要塞(ようさい)化」し、決して明け渡さないと表明している。【翻訳編集】 AFPBB News