ミサイル攻撃を受け破壊されたウクライナの電力施設(2022年10月27日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシア国防省は31日、ウクライナ各地の軍事およびエネルギー施設を攻撃したと発表した。先にウクライナ側も、全土で巡航ミサイルによる攻撃が相次いだとしていた。
【写真】ミサイル攻撃を受け破壊されたウクライナの電力施設
国防省は「ロシア軍は、ウクライナの軍事司令部とエネルギーシステムに対し、高精度の長距離兵器による上空および海上からの攻撃を継続した」と発表。「攻撃目標は達成された。対象となったすべての目標物に命中した」と主張した。
ウクライナ軍はこれに先立ちメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、31日未明に全土の標的に「50発以上」の巡航ミサイルが発射され、「ミサイル44発」を迎撃したと発表していた。
キーウのビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長もテレグラムで、「現在、キーウでの緊急事態により、住民の80%に対する水供給が途絶えている」と説明。「停電したキーウの35万世帯の電力復旧に向けて、技術者も作業している」と述べた。
デニス・シュミハリ(Denys Shmyhal)首相によると、7州内にある「数百」の集落で停電が発生したという。【翻訳編集】 AFPBB News