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国連の安全保障理事会では、ウクライナ産の穀物輸出をめぐる合意の履行停止に関する会合が開かれ、国連の高官が、ロシアの主張に否定的な見解を示しました。
国連安保理では先月31日、ロシアが一方的に停止したウクライナ産の穀物輸出をめぐる合意に関する会合が開かれました。
ロシアは、黒海艦隊の基地がウクライナの無人機などで攻撃されたとの主張を理由に、合意の履行停止を続けていますが、会合に出席した国連の高官は、これに対して否定的な見解を示しました。
国連 グリフィス事務次長
「攻撃が起きたとされる10月29日、回廊に輸送船はなく、事件について報告した船舶もありませんでした」
これに対してロシアのネベンジャ国連大使は、「ウクライナによる重大な合意違反だ」とこれまでの主張を繰り返したうえで、「ロシアは、航行する民間船の安全を保証することはできない」などと警告しました。
TBSテレビ