25日(現地時間)、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と首脳会談を控えたのドナルド・トランプ大統領の右手の甲に大きなアザが見られ、再び注目を集めた。このアザは、昨年から米国のメディアに取り上げられ、健康異常説まで浮上させた原因となったものだ。ホワイトハウスはこのアザについて「心血管疾患の予防のために服用しているアスピリンの副作用」だと説明してきた。
【写真】韓米首脳会談当時、ドナルド・トランプ米大統領の手の甲に確認されたアザ
この日、ホワイトハウスを訪問した李大統領を歓迎する場で、トランプ大統領は握手を交わした。その際、右手の甲には濃いアザの痕がはっきりと見えていた。その後、オーバルオフィス(大統領執務室)で報道陣に対応する場面でも、トランプ大統領の手のアザは終始注目された。
AP通信は今月22日にも、トランプ大統領の手の甲に肌の色と合わないファンデーションの跡が見られたと報じている。海外メディアは、トランプ氏が以前から同じ部位を化粧で隠していたとし、彼の高齢という点に関連づけて健康不安説を提起してきた。
1946年生まれのトランプ大統領は、今年で79歳。もし再び大統領に就任すれば、就任当時の年齢は78歳と221日で、米国歴代大統領の中で最年長となる。
今年2月にフランスのマクロン大統領と会談した際にも、手のアザが議論となり、当時ホワイトハウスは「多くの人と握手をしてできたアザ」と説明した。それにもかかわらず、健康不安説は収まらず、ホワイトハウスは先月17日に再度説明を行った。
「トランプ大統領は脚のむくみの症状があり、総合的な検査を受けた結果、慢性静脈不全と診断された。手の甲のアザは頻繁な握手とアスピリン服用によるもの」としている。血液の凝固を妨げるアスピリンの特性により、アザができやすくなるということだ。