中国の訳あり物件なんて何が出てくるか分からない。
中国で高級マンションたたき売り!最低入札価格「20円」も散見の競売市場の惨状
11/11(金) 6:02配信 ダイヤモンド・オンライン
多くの国民が不動産投資に狂奔した中国で、住宅の取引が停滞している。今回、注目したのは中国の競売市場だ。借金を抱える法人や個人の住宅を差し押さえ、金に換えて弁済するのが競売で、中国ではアリババなどのオークションサイトがこれを行っている。しかし、最近の“売り逃げラッシュ”で、競売物件はほとんど買い手がつかない状況だ。(ジャーナリスト 姫田小夏)
● もはやバナナのたたき売り、「20円」の物件も!?
上海の浦東新区は、競売物件が目立つエリアの一つである。2022年10月、浦東新区のマンションの1戸が競売にかかっていたが、入札の締切日になってもその住戸は買い手が現れず、ついに「競売流れ」となってしまった。
債務者は浙江省の出身者だ。裁判所が提示した情報からわかるのは、32棟からなる大規模物件のうちの一戸を2010年に手に入れ賃貸運用していたということ。しかし、借金返済が滞り、手持ちの物件が裁判所によって差し押さえられた。
査定額は326万元(約6520万円)だったが、それを下回る261万元(約5220万円)で入札が開始された。しかし、“2割引き”にしても落札者は現れなかった。
筆者はこの物件を、最大級といわれるアリババの「タオバオ」のオークションサイトで検索した。
中国における競売市場は“住宅の第二の流通市場”ともいわれ、特に上海などの一級都市では、投資家など買い手の熱い注目を集めてきた。だが、最近は査定値を下回る価格での“出品”も少なくなく、“出品”しても入札者はゼロ、という「競売流れ」が少なくない。最低入札価格を「1元(約20円)」とする“訳アリ”の高級物件さえも目に付く。
“売り逃げラッシュ”が本格化しているのか、中国の高級マンションとても “バナナのたたき売り”状態だ。
● わずか10年で50兆円に迫る中国の競売市場
債権者(主に金融機関)が裁判を経て、債務者の物件の売却を強制執行する「不動産の競売」は近年、中国で増えている。
七つの競売サイトを調査対象にした中国の「2021年司法競売不動産業界白書(以下、白書)」によると、2019年に約60万戸にとどまっていた競売物件は2020年には約67万戸(前年比9.7%増)、2021年には約76万戸(前年比13.2%増)に増えた。うち住宅については2020年の約43万戸から、2021年は約41万戸に減ったという。
その一方で、中国の複数のメディアは「アリババのオークションサイトに掲載される物件数が急増している」ことを見逃さなかった。経済専門メディア「第一財経」は同競売サイトの物件数について「2021年末は300万戸だったが、今年5月には325万戸を超えた」と報じた。この数字は2017年比で実に361倍だという。
白書とアリババのサイトとの間に数字の差が表れたのは、アリババのオークションサイトには競売物件以外の不動産も含まれているためだといわれている。
白書が強調していたのは、2021年の競売物件の金額は2.35兆元(約47兆円)に達したということだった。中国で競売制度が始まったのは2011年11月だが、わずか10年で日本円にして50兆円に迫る“巨大市場”にふくれ上がったというわけだ。
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ワトソン君20円で買ったら、どんな悪い事が起こるんですか?
黒井光熱費や管理費の滞納がまず考えられるし、近隣住民に麻薬犯罪シンジケートでもいるのかもしれない。そもそも中国では都市封鎖がある時点で誰も不動産は買わないだろうけど。
ワトソン君外国人は、中国から出ないと命が危ないですよね・・・。
黒井そもそもオーナーが所在不明になってそうだよな。勝手に政府が接収して競売に投げる。今どこの都市がどれだけ封鎖されてるのかも分からないし。
ワトソン君上海は、まだ封鎖ですよね?
黒井ディズニーランドは20日までという話だね。他にも沢山あるだろうが、その状態で不動産を持つことは考えられない。中国人ですら国外脱出を始めている。
ワトソン君ネットユーザーの反応です!
・不動産市場の動きは景気よりも鈍感で、ゆっくり動くので今後数年かけて相場が下がると思います
・確かに現在の販売戸数は以前の半分以下で、一部の都市の価格は4割下落です
・中国では新築契約してから建設を始めるので、完成する保証がありません
・日本では年月が経てば土地の価値だけで売買されますけど、中国は土地の所有権が認められません
黒井つまり無価値な物を売買してるってことだよな。その状態でよく不動産を国家的な産業に育てようと思ったものだ。最初から崩壊ありきで考えていたとしか思えない。
ワトソン君ホントですね・・・。建物には、価値がなかったんですね。
ワトソン君中国の皆さん、愛国心を発揮するのはやめましょう!現実に目を向けて下さい!さようなら!