(写真:読売新聞)
【ワシントン=田島大志】米中間選挙は、投開票から3日が経過した11日夜(日本時間12日午前)になっても、大勢が判明していない。下院選での与党・民主党と野党・共和党による多数派争いは僅差となり、判明までなお時間がかかるとの見方が強まっている。
AP通信の日本時間12日午前11時半現在の集計によると、下院選では民主党が200議席、共和党が211議席を確保したが、いずれも過半数(218)に届いていない。
下院選で未決定の議席は、郵便投票が多いカリフォルニア州に集中している。米紙ニューヨーク・タイムズの分析では、同州の開票率は半数程度にとどまっている。2020年の前回選では、開票率95%に達するのに11日かかったという。
上院選(定数100)も非改選を含め民主党が48議席、共和党が49議席と大接戦が続く。アリゾナ、ネバダ両州で議席が固まっておらず、ジョージア州は12月6日の決選投票で決まる。