中国、外国情報機関が宇宙計画の機密窃盗と主張


[香港 24日 ロイター] – 中国国家安全省は、外国の情報機関が中国の宇宙計画から機密情報を盗もうとしていると主張した。宇宙で軍拡競争が激化し、新たな「軍事闘争の戦場」となりつつあると指摘した。

通信アプリ「微信(ウィーチャット)」アカウントへの23日の投稿で、宇宙の安全保障を守ることは中国の将来の存続と発展にとって重要な戦略になっていると述べた。

同省は「近年、一部の西側諸国は宇宙戦闘部隊を編成し、宇宙行動能力を行使し、(中国を)宇宙分野の主要な競争相手とさえ見なしている」と指摘。

外国の情報機関は高精度の衛星を通じて中国に対するリモートセンシング検知を実施し、宇宙から中国を観察し機密情報を盗み出すことも試みたと主張した。

具体的な国名は挙げなかったが、一部の国が「中国の航空宇宙分野に侵入し、窃盗行為を行った」としている。

高精度衛星は現代の戦争で焦点となっており、リアルタイムの詳細な画像が戦場で大きな影響力を与えることからロシアのウクライナ戦争でその重要性が示されている。

中国の月探査戦略にはロシアとの協力で、2030年ごろに月面に宇宙飛行士を送り込むことなどが含まれる。



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