フィンランド・イマトラでフェンスの設置について説明する国境警備隊の司令官(2022年11月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フィンランドは18日、ロシアのウクライナ侵攻で国境地帯の緊張が高まったことを受け、ロシアとの国境に全長約200キロのフェンスを設置して警備を強化する計画を明らかにした。
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国境警備隊によれば、フェンスが設置されるのは約1300キロの国境のうち約200キロ。費用は約3億8000万ユーロ(約550億円)で、フェンスの高さは3メートル以上、上部に有刺鉄線を張るとしている。責任者は会見で、特に注意を要する場所には暗視カメラや照明、拡声器も設置すると説明した。
フィンランド国境警備隊の准将はAFPに対し、ロシアからの大規模な不法入国を阻止するには「不可欠」だと述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がウクライナ侵攻のために予備役の部分動員を発表した9月以降、ロシア人が流入したのを受け、フィンランド政府は、ロシア人の入国を厳しく制限した。【翻訳編集】 AFPBB News