ドイツのパトリオット、「ウクライナに供与を」 ポーランドが要請

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ドイツのパトリオット、「ウクライナに供与を」 ポーランドが要請

ドイツ軍のミサイル防衛システム「パトリオット」=3月17日、ドイツ

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ブワシュチャク氏はツイッターで、ロシアからのさらなるミサイル攻撃を受け、パトリオットをウクライナに移譲し西部国境に配備するようドイツ側に伝えたと説明。「これによりウクライナをさらなる犠牲者と停電から守り、我が国の東部国境の安全も強化される」とした。

これに対し、ウクライナの駐ポーランド大使はツイッターで感謝の意を表明し、「ウクライナ上空の安全を保つには、可能な限り多くの現代的なミサイル防衛システムが必要となる」などと述べた。

ポーランドのウクライナ国境付近では今月15日、ミサイルが着弾し、2人が死亡した。これについてポーランドや北大西洋条約機構(NATO)の指導者は、ウクライナ軍がロシアの攻撃から自国を守るために飛翔(ひしょう)体を発射した可能性が高いと指摘。故意ではなかったとみられるとの見方を示した。

パトリオット・ミサイル防衛システムは飛来する短距離弾道ミサイルや高性能航空機、巡航ミサイルを迎撃する目的で開発された。

ミサイル防衛関係の非営利団体によると、システムはミサイルや発射機、目標を探知・追尾するレーダー装置、射撃管制装置などで構成される。

パトリオットは1982年の初配備以来、複数回にわたって改良や更新が重ねられてきた。初めて戦闘に使用されたのは湾岸戦争でのこと。防空システムが敵の戦術弾道ミサイルを破壊したのもこの時が初めてだった。

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