中国初の水素ハイブリッド列車(2022年11月25日提供)。(c)CGTN Japanese
【11月27日 CGTN Japanese】中国初の水素燃料電池ハイブリッド列車が中国北部の内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)で2万キロ以上の安全走行をこのほど果たしました。これは、カーボンピークアウトとカーボンニュートラルの目標を実現する道における軌道交通分野の「グリーン革命」の模索になります。
中国の列車製造大手の中車大同電力機車有限公司が研究開発したこの列車は2021年のテスト運行から、錦白路線を2万384キロ走行しました。氷点下30度と摂氏32度の低温と高温に耐え、燃料油の消耗を約110トン節約し、二酸化炭素の排出を約350トン削減しました。
錦白路線は中国北部の内モンゴル自治区赤峰市(Chifeng)にあり、石炭を東へと輸送する重要なルートです。現地の冬は極めて寒いため、列車には高い走行性能が求められます。
水素燃料電池ハイブリッド列車は2万キロの走行で気候による多様化された作業環境に適応し、水素燃料の鉄道装備分野における実現可能性を検証しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
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