
12月14日、ロシア政府は、米国がウクライナの軍事支援で広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」の提供を承認した場合、ロシアによる攻撃の正当な標的になるとの認識を示した。写真はロシアのペスコフ大統領府報道官。ウズベキスタンのサマルカンドで9月撮影。提供写真(2022年 ロイター/Sputnik/Sergey Bobylev/Pool via REUTERS)
[14日 ロイター] – ロシア政府は14日、米国がウクライナの軍事支援で広域防空用地対空ミサイルシステム「パトリオット」の提供を承認した場合、ロシアによる攻撃の正当な標的になるとの認識を示した。
ロイターは13日、米政府当局者の話として、米国がウクライナに対し、パトリオットを提供する方向で最終調整しており、早ければ今週中にも発表される見通しだと報じた。
ロシアのペスコフ大統領府報道官は、パトリオットが「間違いなく」ロシアの標的になるだろうと述べた。その上で、未確認のメディア報道についてはコメントしないとした。
パトリオットは米国で最も高度な防空システムの一つとされる。
在米ロシア大使館は、パトリオット提供案は挑発的で、予測不可能な結果につながる恐れがあると警告。
「米国はパトリオットを提供しなくても、旧ソビエト共和国の紛争にすでに深く関与している。ウクライナ戦争の長期化と激化の責任は米国にある」とテレグラムに投稿した。
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