ドイツ国防相の残念な新年挨拶、花火と爆竹が鳴り響く中で戦争に言及

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ドイツのランブレヒト国防相が投稿した新年挨拶の動画が物議を醸しており、多くの人々が「政治的センスが欠けた無神経なものだ」「耐え難いほどの無神経な動画」「無粋極まりない」と批判して彼女の辞任を求める事態に発展している。

残念な新年挨拶で絶賛大炎上中のランブレヒト国防相、国防省も連立パートナーも巻き込まれるのを恐れて距離を置く

ランブレヒト国防相は1日に新年挨拶を撮影した動画を自身のInstagramで公開したのだが、2022年を振り返り「ウクライナ侵攻」について淡々と語る彼女の背後では新年を祝う花火や爆竹が鳴り響き、何を喋っているのかも聞き取りづらく「政治的なコミュニケーションには政治的なセンスが求められるがランブレヒトの動画はそれが欠落している」「耐え難いほどの無神経な動画」「無粋極まりない」「狂気の動画で風刺なら何をしても許されるのか?」など批判が殺到している。

要するに新年を祝う花火や爆竹が鳴り響く中で「欧州の真ん中で戦争が起きている」と真剣に語っても「本物の戦争に晒されているウクライナを馬鹿にしているようにしか見えない」という意味で、野党のドイツキリスト教民主同盟は「爆竹の爆発音を背景にした戦争に関する彼女の演説は、昨年に見せた一連の恥ずべき行為を締めくくるものだ。首相が彼女に執着すればするほど我が国の信用は傷つき、その責任を首相は問われることになるだろう。彼女の挨拶を見て『ドイツが真剣に欧州の安全保障を考えている』と誰が思うだろうか?」と声明を発表した。

世論の批判を受けて国防省の報道官も「この挨拶は大臣が自身の機器を使用して撮影したもので国防省の機器は一切使用されていない」と主張、さらに「あの挨拶はロシア軍と戦うウクライナに配慮したと言えるのか?」という記者の質問に「彼女が映像中に述べたことが全てでそれ自体に我々がコメントすることはない」と答え、ランブレヒト国防相が個人的に撮影したもので「国防省とは関係ない」と距離を置いた格好だ。

ドイツ社会民主党や緑の党と連立を組む自由民主党のツィンマーマン国防委員長も「問題の動画は彼女と撮影担当者の問題だ」と距離を置いた上で、個人的には動画の内容を残念に思っていると遠回しに批判しており、この問題を日本的に表現すると「絶賛大炎上中」と言ったところだろう。

因みにドイツの国防相は新年の挨拶を行うのが通例だと言われており、現地メディアの幾つかは「新年の挨拶を用意するのを忘れていたランブレヒト国防相がパーティーを抜け出して急遽撮影したため、このような無神経な動画が出来上がったのではないか?」と指摘している。

ドイツ国防相の残念な新年挨拶、花火と爆竹が鳴り響く中で戦争に言及

出典:Dirk Vorderstraße/CC BY 2.0

追記:演習に参加した18輌の歩兵戦闘車「Puma」が全て故障した問題について続報が報じられており、問題解決に取り組んだRheinmetallの広報担当者は「ケーブル火災を起こしたPuma以外の故障は些細なものばかりで17輌の修理は完了している」と明かし、国防省の担当者も「Pumaを安定的に長期間運用するため計画を関係者の間で協議している」と述べている。

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※アイキャッチ画像の出典:christine.lambrecht



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