プーチン大統領が提案したクリスマス停戦、ゼレンスキー大統領は否定的

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ゼレンスキー大統領は「ロシアは我が軍の前進を一時的に阻止するため停戦を利用したいだけで、クリスマス停戦がもたらすものは犠牲者の増加だけ」と言及、プーチン大統領が提案した停戦は殆ど成立する見込みがない。

クレムリンが停戦を利用して軍に新たな活力をもたらし『戦争を継続したい』と考えているのは世界中が知っている

プーチン大統領はキリル総主教が呼びかけたクリスマス停戦に応じ「6日正午(ロシア正教会のクリスマス)から36時間の停戦」を軍に指示、これにウクライナ側が応じるか注目されていたが大統領顧問のポドリャク氏は「ロシア側の停戦宣言は間違いなく偽善のジェスチャーで消耗した部隊の再編時間を稼ぐのが目的だ。これを軍事的な手段で達成できないためロシアはあらゆる手段を講じており、クリスマス期間中に宗教的な礼拝施設や民間施設を攻撃しているロシアの提案に反応する必要はないが、ロシア軍が占領地から撤退すれば一時的な休戦が可能になる」と主張。

プーチン大統領が提案したクリスマス停戦、ゼレンスキー大統領は否定的

出典:President.gov.ua/CC BY 4.0

国防安保委員会のダニロフ氏も「クレムリンの悪魔とキリスト教の祝日にどんな関係があるのか?子供を殺し、出産施設を砲撃し、捕虜を拷問する連中を信じろと?この停戦は誰に申し出ているのか?スーツケースやガラクタをもってロシアに帰ればいいだけだ。我々はロシアと如何なる停戦交渉も行わない」と主張、しかしロシア側は「(ポドリャク氏やダニロフ氏の主張が)大統領の見解を反映しているのか判断が難しい」と述べ停戦実現の可能性を信じていたが、ゼレンスキー大統領もクリスマス停戦に否定的だ。

ゼレンスキー大統領は5日夜の演説で「ロシアはクリスマスを理由に我が軍の前進を一時的にでも阻止し、装備、弾薬、動員された兵士を我が軍の陣地に近づけたいだけだ。この停戦が実現するものは一体何なのか?ただ犠牲者が増えるだけで、クレムリンが停戦を利用して軍に新たな活力をもたらし『戦争を継続したい』と考えているのは世界中が知っている」とクリスマス停戦に否定的な発言を行ったが、明確に「停戦を拒否する」とまでは言及していない。

プーチン大統領が提案したクリスマス停戦、ゼレンスキー大統領は否定的

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

因みにロシアのポリャンスキー国連次席大使はゼレンスキー大統領の演説を受けて「我々がウクライナで誰と戦っているのか、西側の地政学的なゲームのため国民と国を犠牲にする冷酷で犯罪的な民族主義者であることを改めて思い知った」と述べており、ロシアもクリスマス停戦を諦めたのかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:Командування Повітряних Сил ЗСУ

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