ウクライナ侵攻323日目の戦況、ロシア軍がソレダル周辺で突破口を開く

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323日目が経過したウクライナ東部戦線の状況は「ロシア軍がソレダル周辺の防衛ラインを突破してシヴェルシク方面の兵站ルートに迫る」「バフムートを包囲するため北側から回り込もうとしている」というのが最大の注目ポイントだ。

ドネツク州で明らかな攻勢に出たロシア軍、それに対してウクライナ軍のルハンシク州に対する攻勢は謎のまま

ウクライナ東部戦線の動きはソレダル周辺に集中しているため他の動きに関する報告はほぼなく、クレミンナに対するウクライナ軍の攻勢も「あと数キロの地点まで迫っている」と繰り返し発表するだけで、視覚的な証拠は今のところ確認されていない。

ウクライナ侵攻323日目の戦況、ロシア軍がソレダル周辺で突破口を開く

出典:GoogleMap 東部戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

上から順に説明していくとスバトボの北東に位置するステルマヒフカでウクライナ軍がロシア軍の攻撃を撃退、ビロホリフカを含むクレミンナ周辺の戦いは情報がないので何が起こっているのか不明、ソレダルの状況は別記事で散々触れているのでスキップ、ただロシア側の情報源は「新たにヴァイセルを解放した(未検証)」と報告している。

バフムート周辺はソレダルの影に隠れて注目度が下がってしまったが、ロシア軍が「ほぼオプトネを支配している(視覚的な検証から町外れの一部のみをウクライナ軍が保持していると考えられている)」と推測され、クリシェイフカはロシア軍の前進を阻んでいるものの北と南から背後に回り込まれようとしているらしい。

ウクライナ侵攻323日目の戦況、ロシア軍がソレダル周辺で突破口を開く

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ロシア軍はビラ・ホラ方向にも前進を試みているが、こちらはウクライナ軍は阻止され目立った成果は報告されていないのでアルテーモヴェは今のところ安泰、ドネツク周辺もマリンカなど定番の拠点に対する攻撃が繰り返されているが「ロシア軍が前進した」という報告はないので膠着状態が維持されている。

因みにウクライナ軍のザルジュニー総司令官は「動員された20万人以上の兵士に対する訓練は2月頃まで終わる」と見ているが、ロシアが1月15日に2回目の動員(最大50万人)を発表するという噂があり、これが事実なら練度や装備は別にしても「ロシア軍は6ヶ月毎に何十万人もの人的リソースを補充する」という意味になるためゾッとする話だ。

ウクライナ侵攻323日目の戦況、ロシア軍がソレダル周辺で突破口を開く

出典:President.gov.ua / CC BY 4.0

追記:ウクライナ国防安保委員会のオレクシー・ダニロフ氏は「我々も敵も(新たな作戦を)準備しているため『今後2ヶ月間~3ヶ月間のの戦い』が決定的なものになる」とメディアに明かしており、ゼレンスキー大統領も軍上層部を招集した協議を連日(ソレダルでのロシア軍攻勢の影響もあると思う)行っているので、もう暫くすれば「何かしらの結果」を目撃することになるのだろう。

ウクライナ侵攻314日目の戦況、ロシア軍がバフムート攻勢に全力を傾ける
ウクライナ軍総司令官、ロシア軍の動員計画は非常に上手くいっている

 

※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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