ウクライナ軍が動員対象者を力ずくで連行、追加動員が始まっている可能性

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ウクライナ軍の採用官がオデーサ市内で動員対象者を力ずくで連行する様子を収めた動画が流出、南部司令部も「オデーサで起こったことは事実で正式な調査が行われている」と発表した。

ロシアも同じ問題に悩まされており、この我慢比べに勝つには再び戦場で勝利を収めて国全体の士気を高めるしかない

オデーサ市内のプリヴォス市場付近で軍の採用官は動員対象者の腕や足を掴んで入隊事務所に力ずくで連行しようとしたが、この過程で「採用官は動員対象者に暴行(動画には映ってないが対象者を蹴り飛ばしたらしい)を加えた」と現地メディアと報じており、南部司令部も「オデーサで起こったことは事実で正式な調査が行われており、この地区の採用責任者は懲戒処分を受けた。動員対象者への通知に関わる軍人に弁護士や心理士を交えた追加研修を実施している」と発表した。

今回は動画の投稿に加えて「連行の一部始終を多くの市民が目撃していた」ため表沙汰になったが、この問題は度々Telegram上で報告されており、軍の採用官が無理やり家から動員対象者を連れ去ろうとして母親が抵抗する様子なども流失済みで、動員を逃れるため国境を無断で越えようとして拘束されたというニュースはもはやウクライナの日常だ。

急増する軍紀違反を罰則強化で対処しようとしたゼレンスキー政権や軍上層部には末端の兵士、弁護士、人権団体から非難の声が上がっており、最近までバフムートで戦っていた将校も米メディアに「前線での逃亡は約束されたローテーションが守られていないためで罰則の強化は役に立たない」と主張、祖国防衛という大義で団結するウクライナ軍兵士は士気が高いという定説にも陰りが見え始めている。

だからといって戦争が終わるわけでもなくロシアも同じ問題に悩まされており、この我慢比べに勝つには再び戦場で勝利を収めて国全体の士気を高めるしかなく、ウクライナは一日でも早く反撃を開始したいところだろう。

因みにウクライナは昨年7月までに約100万人を動員、レズニコフ国防相は「一般人の追加動員は今のところ必要なく、軍が要求する専門技術を有した人々のみ招集を行っている」と述べていたが、バフムートでウクライナ軍も大きな損失を被ったことが明らかになり、ゼレンスキー大統領も今年1月「軍に追加の予備戦力を確保するよう指示した」と明かしたが詳細は伏せられたままだ。

ウクライナ軍が動員対象者を力ずくで連行、追加動員が始まっている可能性

出典:Zelenskiy Official

つまり動員対象者の不正な国境超えや力ずくの連行が横行しているのは、ウクライナでも静かに「一般人の追加動員」が始まっていることを示唆しているのかもしれない。

兵士の逃亡に悩むウクライナ軍、原因は約束した交代が守られていないため
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※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由

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