ウクライナ軍の反攻作戦に関する機密文書が流出か、準備完了は4月末?

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ニューヨーク・タイムズ紙は6日「反攻作戦に向けたウクライナ軍の情報が含まれる機密文書が流出した」と報じており、国防総省も「SNS上に出回る問題の文書を確認している」と、米政府関係者も「削除作業を進めている」と明かした。

もし資料の情報が正しいなら反攻作戦は4月ではなく5月に開始するのだろう

流出した機密文書についてニューヨーク・タイムズ紙は「両軍の死傷者数に関する言及、HIMARSが発射するGMLRS弾についての言及、反攻作戦に向けて編成中の12旅団に関する訓練状況、この旅団の編成に必要な装備量などが記載されているが、反攻作戦の内容(いつどこで実施されるのか)はない。編成中の12旅団の内9個旅団は米国や欧州で訓練中で、6個旅団は3月31日までに、3個旅団は4月30日までに全ての準備が整い、この9個旅団が必要とする装備量は戦車250輌以上、装甲車350輌以上だ」と報じている。

ウクライナ軍の反攻作戦に関する機密文書が流出か、準備完了は4月末?

出典:Денис Шмигаль Прем‘єр-міністр України

両軍の死傷者数に関する言及(ロシア軍16,000人~17,000人/ウクライナ軍71,500人)について専門家は「明らかに改ざんされているが、これがリークされたということはオリジナルが盗まれたという意味で、非常に不味い事態だ」と述べているのが印象深い。

管理人も流出したと思われる資料を入手(検索すれば直ぐに見つかると思います)したのだが、もう情報を隠しても意味がないので記載された内容の一部を紹介しておく。

ウクライナ軍の反攻作戦に関する機密文書が流出か、準備完了は4月末?

出典:vk経由 流出したと思われる機密資料(一応ぼかしています)

まず海外で編成中の9個旅団は第21、第32、第33、第37、第47、第82、第117、第118で、9番目の旅団名は資料が見切れているため「第○6」としか分からない。この旅団の訓練はウクライナ、米国、カナダ、英国、ドイツ、フランス、ベルギー、フィンランド、ポーランド、チェコ、スロベニアで行われ、9個旅団を編成するのに必要な装備の総量は戦車×253輌、装甲車×381輌、車輌×480輌、榴弾砲・自走砲×147門、米国製のハンヴィー×571輌だ。

第33機械化旅団はドイツからレオパルト2A6×14輌、カナダとポーランドからレオパルト2A4×18輌、米国からM113×12輌とMaxxPro×90輌を受け取る予定で、2月28日時点の訓練状況は約20%、装備の充足率は32%と記載されており、ウクライナ国内で別の3個旅団が編成中らしい。

ウクライナ軍の反攻作戦に関する機密文書が流出か、準備完了は4月末?

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ウクライナ軍の旅団定数は4,000人~5,000人なので、反攻作戦向けに準備している12個旅団の総兵力は48,000人~60,000人という意味だが、これに既存の予備戦力を加える可能性が高いので反攻作戦の総兵力はもっと多いはずだ。

もし資料の情報が正しいなら反攻作戦は4月ではなく5月に開始するのだろう。

ウクライナ軍の反攻作戦に関する機密文書が流出か、準備完了は4月末?

出典:Photo by Lance Cpl. Nicholas Guevara

因みにGMLRS弾に関する言及部分は文字が潰れていて数字の意味がよくわからないのだが、恐らく9,812という数字は3月23日までの発射数もしくは供給数だと思われ、155mm砲弾の部分には952,856と記載されている。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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