韓国の半導体産業の景気が悪化しつつあり、2001年のITバブル崩壊や2008年のグローバル金融危機と同等の水準に達していると韓国開発研究院が報告した。半導体の景気は2022年3月にピークに達し、その後下半期から急速に落ち込んだ。この景気低迷が韓国経済全体の不振の主な原因となっている。
2022年の韓国の総輸出額に占める半導体の割合は18.9%だったが、今年第1四半期の半導体輸出は前年同期に比べて40%減少した。
一方内需はサービス業を中心に不振が一部緩和しており、金融市場も比較的安定を維持しているという。サービス業生産は観光客流入などの旅行需要で増加している。
コメント欄では以下のような意見が並んだ。
・日本はかつて半導体産業で世界一だったが、米国や隣国への技術援助と設備投資の結果、隣国は急速に発展。しかし根幹産業や技術はまだ十分に育っていない。
・前政権の失策が現在の半導体産業の悪化につながっており、尹大統領は立て直しに苦労するだろう。前政権の弾劾を厳しく行い、関係諸国との前向きな政策が求められる。
・経済不安定や外貨不足になっても通貨スワップは不要。債務不履行で破綻したらIMFにお願いして再建に努力すべき。
・IMFから内需型の経済構造強化を促されたが、忠告を無視してしまった結果。韓国は未来予想や計画的な考えが苦手である。
・韓国の半導体景気のバブルが終わったことは自明であり、文前政権の経済政策の失敗が影響していると思われる。
・需要が旺盛な家電製品や車の半導体と、韓国の半導体(主にメモリー)は別物であり、分けて表記すべきである。
・韓国の半導体産業は「名誉教授の野口さん」「投資家のロジャースさん」に応援されているから大丈夫だろう。
・住宅バブル、半導体バブルの崩壊とサムスンの没落が起こっている。どう切り抜けるか、”日本を超えた国”の対応を見守りたい。
・ 韓国の半導体産業の好景気の裏には、日本の力添えがあったことを忘れてはならない。
・今更危機時の水準を唱えても馬の耳に念仏。