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米国のオースティン国防長官は「ウクライナ人が訓練に使用するM1エイブラムが数週間以内にドイツに到着する」と明かし、AP通信は当局者の話を引用して「5月末までに31輌のM1エイブラムがドイツに到着する」と報じている。
M1A1が戦場に到着するのは年末になる見込みだが、オランダとデンマークが新たにレオパルト2の提供を発表
ウクライナへの武器支援を話し合うラムシュタイン会議が21日に開催され、米国のオースティン国防長官は「最近だけでも230輌以上の戦車や1,550輌以上の装甲車両をウクライナに届け、新しい9個旅団の編成が可能になった。米国が約束したM1エイブラムの納入スケジュールを加速すると先月に発表したばかりだが、ウクライナ人が訓練に使用するM1エイブラムは数週間以内にドイツに到着する」と明かし、AP通信は当局者の話を引用して「5月末までに31輌のM1エイブラムがドイツに到着する」と報じている。
ドイツでの訓練は約10週間=2ヶ月半を予定しているため「8月中にM1エイブラムの訓練を終える」と示唆しているが、残念ながら数週間以内にドイツに到着するM1エイブラムは「訓練用の車輌」で、オースティン国防長官は「ウクライナに提供するM1A1は秋に到着する予定だ」と述べており、約10週間でM1エイブラムを運用できるようになったウクライナ人は「高度な戦闘演習」や「追加訓練」を受けることになるらしい。
つまりM1A1が戦場に到着するのは年末になる見込みだが、新たにオランダとデンマークが共同で「2024年初頭までに14輌のレオパルト2(保管中の車輌を改修したもの)をウクライナに届ける」と発表、今後の装備提供は今年ではなく「2024年の戦い」に照準を合わせている格好だ。
因みにウクライナへの到着が確認(到着予定分も含む)されているレオパルト2、チャレンジャー2、PT-91の合算値は145輌なので、オースティン国防長官が言及した230輌以上という数字がどこから来たものなのか謎だが、AMX-10RCを加えると175輌、年内到着のM1A1とレオパルト1まで加えると231輌になる。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Patrick King
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