人員不足に悩むオーストラリア軍、永久権を求める外国人の入隊を検討すべき

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オーストラリアは2040年までに軍の規模を8万人(1.85万人増)に拡張する予定だが、新たな人員獲得のため「太平洋諸島出身者や米国、英国、ニュージーランド、日本などの国民にも入隊を認めるべきだ」というアイデアが浮上している。

ゴールデンビザに群がる人々よりも、国のため命を捧げる覚悟がある人々がいるなら彼らを選ぶべき

モリソン前政権は2040年までにオーストラリア軍を8万人(1.85万人増)に拡張すると発表、この方針はアルバニージー政権に引き継がれているものの「どうやって新たな人員を獲得していくのか」というアプローチが欠けており、影の国防相を務めるヘイスティ―氏は「市民権を求める太平洋諸島出身者やファイブアイズや友好国の市民(米国、英国、ニュージーランド、日本など)の国民の入隊を認めるべきだ」と主張、このアイデアには他の野党からも支持が集まって注目が集まっている。

人員不足に悩むオーストラリア軍、永久権を求める外国人の入隊を検討すべき

出典:Australian Army/CPL Daniel Sallai

オーストラリアでは移民が増加傾向で「ゴールデンビザによる市民権取得(500万豪ドルの投資で最大5年間の滞在が認められ、条件を満たしていれば永住権の申請も可能だが、このビザは若く積極的な投資家ではなくリタイア寸前の投資家に人気があり、国に新たな付加価値をもたらさない=永住権を500万豪ドルで販売しているだけと批判され見直しが予定されている)」が問題視されており、ヘイスティ―氏は「短期間で市民権を取得する方法として軍への入隊を検討すべきだ」と訴えているのだ。

統一オーストラリア党のランビー上院議員もヘイスティ―氏のアイデアを支持し「ゴールデンビザに群がる人々よりも、国のため命を捧げる覚悟がある人々がいるなら彼らを選ぶべきだ」と述べており、現地メディアは「この構想が実現すればオーストラリアも外国人部隊をもつフランス軍、ファイブアイズ構成国の国民が入隊できるニュージーランド軍に追躡することになる」と報じている。

人員不足に悩むオーストラリア軍、永久権を求める外国人の入隊を検討すべき

出典:Sergeant Tom Evans RLC/MOD OGL v1.0 第2外人落下傘連隊

因みにデボンポートの公営団地で育ったランビー上院議員は「軍の採用プロセスには大きな問題が2つある」とも指摘しており、入隊希望者がいても申請から採用まで何ヶ月間もかかるため「その間に希望者は他の仕事を見つけてしまい、最低でも12週間以内で採用プロセスを完了させるべきだ」と指摘、さらに「犯罪歴や公営団地出身だからという理由で入隊希望者を判断するの止めるべきで、本当に人生をやり直そうとしているならチャンスを与えるべきだ」と付け加えている。

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※アイキャッチ画像の出典:Australian Army/ABIS Rikki-Lea Phillips

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