尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と日本の岸田文雄首相が、5月7日にソウルで会談することが発表された。
韓国内では、尹大統領の「ばらまき」対日外交政策に対し屈辱的だと批判が高まる中、今回の会談では、過去の歴史問題に対する岸田首相の「誠意ある呼応」よりも、安全保障と経済協力に焦点が合わされる見込み。
大統領室は2日、報道資料を公開し、「岸田首相が7日から1泊2日の日程で韓国を実務訪問する予定」と発表した。日本の外務省も首脳会談が7日に行われると発表している。
現職の日本の首相が二国間会談のために訪韓するのは、2011年10月に野田佳彦首相(当時)が李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)の招請を受けて以来、11年6カ月ぶり。
岸田首相の訪韓は、3月の尹大統領訪日の際と同じく実務訪問の形式で行われる予定。
両首脳が会うのは3月16日の東京での日韓首脳会談以来、約50日ぶりとなる。当初、岸田首相の訪韓は19~21日に広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)後の夏頃と見込まれていたが、前倒しされたようだ。
尹大統領は、日韓「シャトル外交」の復活を宣言しているにもかかわらず、自身が3月と5月に連続で訪日することを避ける意図があると見られる。
尹大統領が4月26日にワシントンでの米韓首脳会談で、日米韓協力の基本方針を繰り返し取り上げたことに対し、日本側が呼応したとも言える。
会談内容としては、安全保障や経済協力、北朝鮮および地域・国際情勢、社会・文化交流など、両国関係の改善のための後続措置が取り上げられる見込み。
具体的には、北朝鮮による核とミサイルの武力誇示に対応するための情報共有方法や、半導体などの産業分野での協力方法が議論される予定。
韓国国内では、過去の歴史問題に対する日本側の呼応を要求する世論が高まっているが、大統領室は「未来志向的な協力」を強調し、慎重な態度を示している。
急遽進められた岸田首相の訪韓で、過去の歴史問題に対する日本側の進展した立場は期待しづらいという見方が支配的だ。
コメント欄では以下のような意見があった。
「ハンギョレは現実的で偏向があるけど、日本に対する変な夢をみていない点は評価できる」
「韓国人は常に日本に対してマウントを取らないといけないという強迫観念がある。」
「日本に対していろいろ要求しようとしている韓国政府は日本を軽く考えているとしか思えない。」
「安全保障の問題なら、レーダー照射と威嚇飛行捏造の件、竹島の件は避けて通れない道だろう。言うべきことをちゃんと言ってくるかどうか不安でならない。」
「尹大統領とは普通の外交ができると思う。岸田首相は毅然と示してほしい。」
「謝罪を繰り返さないことが真の‘呼応’。もう謝罪や補償を求めても日本は応じないし、韓国側にそれを続ける理も益もないという状況にすることが、真の‘呼応’。」
「岸田は外交でなく税金無駄遣い国益損害旅行。アメリカ民主党の内政干渉に抗議もせず言うなりにする岸田は史上最低、最悪の総理。」
「熱像歴史に謝罪は必要ない。史実を元にしてから記事を書いてくれ。」
「日韓関係はリセットされて同じ地点に戻される関係性。未来志向なんてあるのか?」
対日「屈辱外交」批判の中、7日にソウルで韓日首脳会談
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