露ワグナーのプリゴジン氏、5月10日にバフムートから後退すると正式発表

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露ワグナーのプリゴジン氏は5日「輝かしい戦勝記念日を迎えるためバフムートでの作戦を5月10日まで継続するが、それ以降は確保した陣地をロシア軍に引き継ぎ後方に後退する」と正式に発表した。

これが事実なら「ロシア軍よりもウクライナ軍を悩ませてきたワグナーが戦場が退場する」という意味だ

露ワグナーのプリゴジン氏は4日、戦死した遺体の前で「今日の戦闘で殺されたワグナー所属の兵士達で流れた血は新鮮だ」と説明して全ての遺体を映すようカメラマンに指示、ワグナーは要求している30%しか弾薬(戦闘で消費される数日分)を受け取っておらず、ゲラシモフ総司令官とショイグ国防相の名前を上げて「一体どこに弾薬があるんだ?この兵士達の大半は弾薬さえあれば失われなかった命だ」と批判して注目を集めていたが、遂にプリゴジン氏は「ワグナーは損害に耐えかねてバフムートから後退する」と正式に発表した。

プリゴジン氏は「2022年9月~10月にかけてロシア軍がリマン、イジューム、バラクレヤから後退する間、ワグナーの部隊はクレミンナ付近で敵の猛攻を食い止めたため防衛ラインの再構築に成功、ロシア国防省が犯した一連の失敗後、スロビキン総司令官と共にバフムートでの作戦実施を決定した。この作戦は敵の大軍を迂回させロシア軍に有利な防衛ラインをもたらし攻勢を続けることを可能にしたが、この成功を嫌った軍上層部がワグナーを支持しなくなり意図的な人員の引き抜きが始まった」と主張。

さらに「戦勝記念日の5月9日までにバフムートを占領する予定だったが、これを知った軍上層部は弾薬供給を制限し始め、ワグナーの側面をカバーするロシア軍部隊はウクライナ軍を抑えるのが難しくなっている。我々の攻撃リソースは4月上旬に事実上尽きており、敵の数もワグナーの5倍に達していたにも関わらず前進し続けた。弾薬不足が不足しているため我々の損失は指数関数的に増加しているが、ロシア人にとって神聖な休日=戦勝記念日を迎えるため5月10日まで攻撃を継続することを決定した」と述べている。

露ワグナーのプリゴジン氏、5月10日にバフムートから後退すると正式発表

出典:Telegram経由

プリゴジン氏は最後に「参謀総長、国防相、最高司令官、そしてロシア国民に正式に訴える。私はワグナーを代表して5月10日にバフムート市内の陣地をロシア軍に引き継ぎ後方に後退することを宣言する。部隊を後退させるのは弾薬ない状況では無意味な死を迎える運命にあるからだ」と付け加えており、これが事実なら「ロシア軍よりもウクライナ軍を悩ませてきたワグナーが戦場が退場する」という意味だ。

セベロドネツクやリシチャンシク陥落のキッカケ=ポパスナ制圧も、リマン撤退後のロシア軍が戦線の立て直しに成功したもの、バフムート防衛の要だったソレダルの陥落も、バフムートが陥落寸前に追い込まれたのもワグナーの攻撃が原因なので、これが戦場から消えればウクライナ軍にとって朗報と言えるだろう。

露ワグナーのプリゴジン氏、ゲラシモフ総司令官やショイグ国防相を名指しで批判

 

※アイキャッチ画像の出典:Пресс-служба Пригожина

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