ウクライナ・バフムート近郊の前線で戦車を操縦する同国兵(2023年5月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナ国防次官は12日、数か月に及びロシア軍との激戦地となっている東部ドネツク(Donetsk)州バフムート(Bakhmut)周辺の領土の一部を奪還したと発表した。
【写真】ワグネル戦闘員の遺体が並ぶ前で話すプリゴジン氏
ハンナ・マリャル(Ganna Malyar)国防次官はソーシャルメディアへの投稿で「敵は兵士を大量に失った。わが国の防衛軍はバフムート付近で2キロ前進した。われわれは今週、一つの拠点も失っていない」と述べた。
一方、ロシアは11日夜、バフムート周辺の支配地を失ったという報道は「事実と異なる」とし、ウクライナ軍の前進を否定した。
同市での地上攻撃に加わっているロシア民間軍事会社ワグネル(Wagner)は先に、弾薬不足に不満を示し、政府からさらなる支援を受けられなければ撤退すると警告していた。
米研究機関「戦争研究所(ISW)」は12日に公表した分析で、ウクライナ軍が「バフムート近郊での局地的反撃で、ロシア軍の前線の一部を突破した可能性が高い」としている。【翻訳編集】 AFPBB News