江戸川区立中学の教諭の〝裏の顔〟 半休取り63歳男性を殺害した疑いで逮捕 FXやギャンブルなどで数百万円の借金か

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江戸川区立中学の教諭の〝裏の顔〟 半休取り63歳男性を殺害した疑いで逮捕 FXやギャンブルなどで数百万円の借金か

警視庁=東京都千代田区

【写真】数百万円の借金を抱えていたとみられる尾本容疑者

尾本容疑者は「事件には関わっていません」と容疑を否認している。

逮捕容疑は2月24日、契約社員、山岸正文さん(63)を刃物で複数回、切り付けたり刺したりするなどして殺害した疑い。顔や首、腕などに10カ所超の傷があった。尾本容疑者は約10分間住宅内にいたとみられる。警視庁は容疑者が金品窃取目的で侵入し、職場から帰宅直後の山岸さんと鉢合わせた可能性があるとみて、事件の経緯を詳しく捜査する。

尾本容疑者は事件当日は半日出勤し、午後は休暇を取っていた。逮捕される前日まで出勤しており、変わった様子はなかったという。

2010年に都教委に採用され、10年以上、特別支援学級の指導に当たるなど、周囲の「手本」となるような熱心な教師だった。昨年春から勤務する松江第五中では特別支援学級の主任を務めていた。陸上部の生徒とよく一緒に校庭を走り、生徒からも「元気でスポーツマンの先生」として知られていた。

近隣住民によると、妻と子供3人の5人暮らし。自宅前で子供と遊ぶ姿をよく見かけ、子煩悩な印象だったという。評判と犯行容疑の落差はあまりに大きい。

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