
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏=4月6日、テレグラムに投稿された動画より(AFP時事)
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は14日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が、ウクライナ国防省情報総局に「東部ドネツク州の激戦地バフムトから撤退すれば、ウクライナ軍が反撃できるようロシア軍の居場所を教える」と取引を持ち掛けていたと報じた。
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通信アプリ「ディスコード」で流出した機密文書で判明したという。
同紙によると、プリゴジン氏は担当するバフムト制圧に執着し、今年1月に知人を通じて国防省情報総局に取引を提案したが、拒否された。機密文書によれば、同氏はロシアの侵攻開始後もウクライナ側とひそかに関係を維持し、電話したり、アフリカの一国で接触したりしていたとされる。