在日米軍トップを務める米第5空軍のシュナイダー司令官は8日、米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の第18航空団司令官交代式に出席し、「米国が中国、ロシアとの力関係の争いに焦点を当て続ける中で、戦闘航空戦力を展開する能力を追求するための訓練を確立した」と述べ、カニングハム前航空団司令官をたたえた。中国による弾道、巡航ミサイルの飽和攻撃から一時退避する訓練を念頭に語ったとみられる。
新たに18航空団司令官に就任したキャリー准将は交代式で「インド太平洋で安定した環境を守っていく上で、毎年課題が出てくる」と強調した。その上で「日本とのパートナーシップは今までにないほど重要になっている。日米関係は自由で開かれた太平洋を守るための礎となっている」と述べた。
キャリー氏が沖縄で勤務するのは、これで3回目。交代式には沖縄県の謝花喜一郎副知事らも出席した。