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「女性はナチュラルで綺麗に見えるメイクをすること」
「男性は座るときこぶし一つ分足を開いて座ること」
【写真を見る】「就活セクシズムやめて」就職活動で男女“らしさ”の押しつけ 社会人のマナーやルールに疑問も
このように就職活動の際、「男らしさ」や「女らしさ」を求められることを「就活セクシズム」と呼びます。
この現状を変えたいと訴える人たちが、文部科学省に署名を提出しました。活動の原点となったのは、自らが「就活セクシズム」に苦しんだ過去でした。
■「家から出られなくなった」 就活で直面した“らしさ”の壁
「男女のラベルを通さずただ人間として見て欲しい」
水野優望さん(33)。戸籍上女性として産まれましたが、幼い頃から「女性」というフィルターを通して見られることに違和感を抱き続けていたといいます。その水野さんが「FtX」という言葉に出会ったのは、20代前半のこと。「FtX」とは戸籍上女性として産まれるも、自身を女性でも男性でもないと認識している人のことをいいます。
水野さん
「あ、これだと思って。すごく居心地がいい言葉だなと思って。細かくラベリングしなくていいんだ。まだ決めなくていいんだという感じがするので、居心地がいいです」
そんな水野さんでしたが、21歳のとき、就職活動で大きな壁にぶつかります。
就職活動で必要なものをそろえている時、「女らしさ」を求められていることを感じたのです。
水野さん
「パンツスーツであってもレディースのものってちょっとパツパツなんですよね。そうじゃないものを探したけど無くて」
レディース用のスーツコーナーで見かけるスーツは、どれもウエストのラインが絞られていました。
水野さん
「『女性らしいラインを演出』みたいな宣伝文句が本当に気持ち悪くて」
「体のラインを出すよりはマシかと思ってブカブカのスーツを買いました」
靴も探しましたが、レディースコーナーに置いてあるのはヒールのあるパンプスばかり。水野さんはヒールを履きたくありませんでしたが、「ヒールのない靴を履くと面接で落とされるのではないか」という不安がよぎりました。
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