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yamasan via Getty Images/iStockphoto
山口県防府市で5月26日、男児(4)がマンション12階から転落し、死亡する事故があった。幼い子どもが窓やベランダから落ちて死亡する事故は各地で相次いでおり、ハフポスト日本版が新聞のデータベースを調べたところ、最近でもほかに4件あった。
【動画】幼児が110センチの高さを数秒で…一度は見てほしい実験映像がこちら
東京都内だけでも、5年間で少なくとも70人の子どもが転落し、救急搬送されているというデータもある。子どもの命を守るため、何に気をつけるべきなのか。行政が公開している実験映像とともに確認する。【相本啓太 / ハフポスト日本版】
「12階から男の子が落ちた」と119番
朝日新聞によると、5月26日午後5時半頃、山口県防府市のマンションで、母親から「12階から男の子が落ちた」と119番があった。
マンション1階脇にある貯水槽の中で、男児(4)が意識のない状態で沈んでいるのが発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。県警は、男児が12階から転落し、貯水槽の上部を突き破って中に落ちたとみて調べている。
マンションから幼児が転落する事故(疑いも含む)は、最近も全国各地で報道されている。
窓を開けて転落?ベランダにイスを
ハフポスト日本版が朝日新聞のデータベース「朝日新聞クロスサーチ」で「転落 マンション」で検索したところ、2022年11月から愛知、青森、大阪、千葉の4府県で確認できた。
名古屋市では23年3月、マンション7階の自宅から双子の男児(いずれも2歳)が転落したとみられ、搬送先の病院で死亡した。
母親は「窓の鍵を閉めていた」と話していたが、2人が窓の近くに置いてあった家具(高さ約80センチ)によじ登り、窓枠をつたった上、解錠して窓を開けて転落した可能性があるという。
また、22年11月には青森県八戸市のマンション敷地内に男児(4)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。
ベランダの手すりの高さは124センチだったが、そばに室内で使っている高さ45センチのイスが置いてあり、男児がベランダにイスを持っていき、その上に立って手すりを乗り越えたとみられる。母親がゴミ出しで外に出た際に起きた事故だった。
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